上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


私のホームページ 『うみねこが舞う、漁業と原発の町の議員活動』

 「自発呼吸だけで大丈夫かしら?」
私の心を占拠しているのは、やはり病床についている母の事だけです。
人口呼吸器で命を繋いだ母は、弱いながらも自発呼吸が回復したが、意識回復は絶望らしい。

 けれど今は年末。
母の事を想いながらも、何かと慌ただしい日を送っていた私の携帯電話が鳴った。
「この忙しいのに誰かしら?」と思いながらも電話に出たら・・・。

『おっかぁ、おれだ。今夜帰る』
「えっホント?今どこ?誰といるの?何時頃家に着く?夕食は?・・・」
【現在の写真を出すのを嫌う次男 s-小学校卒業さよなら友 - コピー しょうがないので小学卒業式後の写真】
 私の矢継ぎ早に出る質問に、次男は相変らずぶっきら棒な答えを返してよこすのです。
「今どこにいるの?」
 『仙台』
「ねぇ○○、なにで家まで帰って来るの、電車?私が石巻駅まで迎えに行けばいいの?」
 『くるま』
「えっ自分の車で来たの?大変だったでしょう?」
 『いや電車。今友達の車』
「何時頃に家に来るの、おっとう(夫)も楽しみにしているから、なるべく早く帰って来てね?」
 『わかんね』
「晩ご飯はどうすんの?どっかで食べて来るの?」
 『要らね』
「友達を家に連れて来るの?それだったらそれなりの準備もあるから」
 『わかんね』

 と、まぁこんな感じで会話と言うより、私が一方的に話しかけ息子が機械的に応えるだけなのです。
メールでも夫が、比較的長い文章で近況や仕事の事を尋ねても、返って来る次男の文章は短いと言うか単語だけなのです。
例えば次男は『大丈夫、解った、(-。-)y-゜゜゜』と、こんな感じの返信しか寄こしませんが、夫はそれでも喜んでいます。
 息子さんがおられる皆さんの所ではどうなんでしょうか?
ちなみに次男は24歳になります。

 でも、それでも私たち夫婦は満足なのです。
世の皆さんも同じだと想いますが、子供はいくつになっても子供、愛おしい者ですものね。
 次男は一番家に帰って来る回数が多い子です。
勤め先が群馬県太田市の某大企業なので、年次休暇とか有給休暇がきちんととれるようです。

 私には2男1女がいて、長男は29歳で仙台市に住んでいて、例年大晦日に帰って来て正月2日に仙台に戻る二泊三日が、いつの間にか習慣みたいになりました。
 長女は26歳ですが、こちらの方は関西で働いていて、ここ6年位お正月に帰って来ていません。
しかし今年は3回も会えたのですが(彼女の帰省や夫の長姉の病気見舞いと逝去)、夫はそれでも満足していないようです。

 ですから、お正月は私たち夫婦に長男・次男の4人で迎えます。
夫の両親(どちらも早逝)が健在だった頃は、7人家族で賑やかだったのが、今は遠い昔の話しになりました。
 今、憶い返せば、嫁という立場ではあったけど、お母さん(姑)は厳しい中にも慈愛のある人だったので、比較的自由にやらせてもらえ、ここの風習やら習慣を随分教えてもらった事が甦ります。

 ここ宮城県女川町針浜地区には、昔から大晦日の夕方から正月松の内(7日)まで、家族は普段食事をしたりくつろいだりしている茶の間や居間から、”おかみ”(日本家屋の仏壇と神棚がある座敷)に移り、一家全員とご先祖さまが一緒にお正月を過ごす風習があるのです。
 しかしご多分に洩れずここ針浜地区も時代の波に洗われ、そんな風習を守っている家は少数派となり、我が家では夫が「俺が生きている内は絶対やめない」と言っていましたが、とうとう昨年からやめてしまいました。

 理由に上げたのが、私に負担がかかる事(食事を運ぶのが何回もあり距離もある)や、子供たちが全員揃わないのと、そして何より自身が身障者で、その準備(けっこう大変な作業です)が出来なくなったから、との事でした。
 しかし今年のお正月は、私が嫁いで30年間続けて来た風習をいざ止めてみたら、お正月が来た気がしなくなったのです。
それは娘が、兄や弟と一緒にお正月を迎えなければ、もう2度と実現しないものと想っています。

 それにしても、矢のように速く飛び去った感じの一年でした。
「加齢に連れて一年が速く感じる」と言っていた先人の言葉は、本当だったのですね。
 夫の口癖は「早く孫をこの手で抱きたい」ですが、3人の子供たちの内、誰が夫の願いを叶えてくれるのでしょうか?
子供たちそれぞれに恋人はいるみたいですが、結婚まで進展するのでしょうか?

 「○○~お昼だよ~」
と、2階にいる次男に、大きな声をかける私。

「あぁ、これじゃ来年も夫の夢は夢に終わるかも・・・」

スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://rikkotan.blog14.fc2.com/tb.php/9-5c53380d
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。