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 私の住む宮城県牡鹿郡女川町は地名に牡鹿とあるように、日本シカの生息数が非常に多い地域です。
夜になると我が家の直ぐそばまで群れ(多分親子)で来て、盛んに鳴き声をあげて、お互いを呼び合っています。
それだけならシカを可愛いと思う人が多いと想いますし、私もそうなのです。

 しかし、この可愛いシカさんたちの生息数が限度を超え、せっかく耕作した畑の作物(野菜類)や、植林した若木の芽や樹皮を食べ尽くしてしまうのです。
その被害はそれだけではありません。
 交通事故が多発しているのです。
夜間になるとシカは、山肌から舗装された道路上に降りて悠々と歩き横断するのですが、ドライバーの目から見ると突然現れるように見えるのです。

 つまりカーブに車が通りかかった時に、突然飛び出してくるケースが多いのです。
多分、シカの目から見れば、人間も車もいないと判断して道路に降りて来るのだろう、と私は推測しています。
 必然的に車と衝突するのですが、シカの体重は思っている以上にあり、100㎏を越える大きさのシカもいて、それに衝突すると車に乗っている人間が怪我をしないのが幸いという状況で、車の修理代に60万円以上もかかった私の友人もいるのです。
【我が家の隣家ですが、後ろの裏山からも夜ごと出没します】
7-我が家の隣家

 そしてもっと深刻なのは、牡鹿半島部の生息数が彼等の生息域の限界を超えたのでしょうか、現在では10数㌔mも離れた石巻市の農村部まで生息域を広げて、農村部の被害も目立ってきたのです。
 ある日、宮城県内の有力な地元新聞に中学生の投書が掲載されました。
「可愛いシカを駆除するのは可哀そうだから、駆除をしないで共存できる方法を探すべきです」と、概ねそんな意見でした。

 その子の意見はもっともで私たちもそうしたいのですが、人間の経済活動まで(つまり生きる手段)大きな影響が出ている現状では、そうしたくても無理なのです。
 もちろん、私たちも好き好んでシカの駆除に取り組んでいる訳ではありません。
シカがわなにかかった時にシカと目が合う時がありますが、そんな時には思わず目をそらしてしまいます。
シカさんたちに、人間世界のルールを守れば共存できますよ、と言っても相手は自然界の動物であり、私たちの意思など彼等に伝えようもないのです。
【昔のようにシカと共生できる個体数まで、自然に減る事があれば良いのですが・・・】
x-shika-mesu-hokaku (3)

 多分”動物愛護団体”の方がこのブログの写真をご覧になれば、「残酷だから止めるべきだ」と憤慨し抗議されるかも知れません。
しかし私は敢えて掲載しました。
 牡鹿半島を抱える女川町と石巻市とその農村部のシカ被害の実態を、是非知って頂きたいからです。
私は”ワナ猟免許”を取得して、6人の仲間と『わっかの会』を結成して、完全ボランティアでシカ駆除を行っています。
 行政の対応は、県や町や市が予算を確保して、猟友会などにシカの駆除を依頼しています。
そして、私たち女川町議会と石巻市議会の議員同士で、シカ被害対策の意見交換もしています。
ですから私たちの『会』は、その補完的な位置付けになります。

 日本人の古くからの鯨食文化を支えた捕鯨基地もあった女川町と石巻市ですが、シカ駆除はそのような食文化によるものではありません。
(近海捕鯨によるミンク鯨の捕獲は、石巻市鮎川港を基地に細々と続いています。)
純粋に多くの住民が困っている現状を何とかしたい、との願いからの活動です。
 しかし、理解して頂けない方々もいると想いますが、南氷洋での日本の調査捕鯨を過激な方法で妨害している某国際団体や、和歌山県太地町の伝統的なイルカの追い込み漁を盗撮・妨害するような行為はないと信じています。

 今回掲載したシカの写真は、7日に我が家の前のワナにかかった個体です。
翌8日にも1頭かかりました。
 出来る事なら奈良のシカみたいに牡鹿半島のシカも保護して、子どもたちが観察したり餌付けをしたり写生したり出来る、そんなシカとの共存・共生が私の夢(希望)です。
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