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私のホームページ 『うみねこが舞う、漁業と原発の町の議員活動』

体調の戻って来た夫が、二日連続で『平和』集会に参加し安心
【憲法9条を守り生かす宮城のつどい2010 & 平和のつどい20周年記念】
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写真上=主催・みやぎ憲法九条の会】
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 【写真上=主催/石巻・第20回平和のつどい実行委員会(代表=庄司捷彦弁護士)】 

 7月の初めから、複数の病気で苦しんでいた夫が、本来の病気だけになり、以前のように外出できるようになったのです。
 私の母の新盆にも、夫は行けませんでした。
夫はそういう事をとても大事にする人間なので、行けなかった心中はかなり苦しかったのでは、と想っています。

 ですからそんな夫が外出できるようになっただけで、私には嬉しい出来事なのです。
昨日(30日)は、【みやぎ憲法九条の会】の主催する『憲法9条を守り生かす宮城のつどい 2010』で、今日(31日)は【石巻の『第20回平和のつどい実行委員会(代表=庄司捷彦弁護士)』】の主催した『平和のつどい20周年記念 黒坂黒太郎 コカリナコンサート』でした。

 さすがに今日は家に帰ってから、体の痛みを訴えとても疲れていましたが、それでも二日連続で外出できた事が嬉しい様子でした。

10月30日(土)
 私の友人も一緒でしたが仙台のイズミティ21で開催された『憲法9条を守り生かす宮城のつどい 2010』に、夫は割合張り切って参加したようです。
【反戦組曲「おじいちゃんから孫たちへ]を歌う、この歌を歌うために結成された混声合唱団】
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 夫と私は若い頃、合唱団に入っていましたから、このような曲には大変興味があり、熱心に耳を傾けました。
夫と私は合唱団が縁で結婚したものですから、余計気持ちが入りますね。
 ましてや夫は若い頃、ギターがかなり上手かったもので、好んで反戦歌やメッセージソングを歌っていましたし、自作の歌も100曲くらいあったでしょうか。
密かに夫の様子を観ていたら、今でも合唱なんかやりたいんだろうな、って理解できます。

「おじいちゃんから孫たちへ]の一番だけ書いておきます。
 
1)序「十五歳の臨時人夫」

構内灯が数か所 傘型の光を線路に落とし
淡い黄色の光の下には 雪が舞っていた
私は 隣駅を発車する 終列車の 遠ざかる汽笛を聞きながら
貯炭場から 何本かの線路を横切り
駅舎に石炭運びをしていた

時は昭和十五年
所は 今はなき SL国有鉄道ローカル線の終着駅・塩釜


 メーンの講師はジャーナリストの斎藤貴男氏で、演題は「平和と平等をあきらめない」でした。
夫は熱心に聴いていたようですが、久しぶりの遠出で疲れもあったのでしょうか、たまに居眠りをしてしまったように、私からは見えました。
もっとも夫に言ったら、疲れたから目を閉じていただけだ、というものですから、そうなのでしょう。
 斎藤貴男氏の話しに夫はかなり共鳴していたようで、著書がいっぱいある人なんだな、と何度も言うものですから、きっと斎藤貴男氏の著書を読みたいのだろうな、と察しました。
【写真下=若い頃の苦労話しを語る斎藤貴男氏】
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【写真下=仙台ガブリエリ・ブラスのミニコンサート】
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 最後は「金管楽器」だけのバンド、『仙台ガブリエリ・ブラス』のミニコンサートでした。
彼等は1971年6月に、宮城県立盲学校吹奏楽部OB4名で結成し、今年で39年目を迎えるのだそうですから、驚きました。
現在は吹奏楽部OBに加え、大学生や医師などの若い音楽愛好家と共に、ブラスアンサンブルに取り組んでいるそうです。
 演奏曲目は、「イージー・ウィナーズ」、「トランペット吹きの子守唄」、「スター・ダスト」、「演歌メドレー=”津軽海峡冬景色”、”与作”、”浪花節だよ人生は”」でしたが、身障者の夫ものりのりで聴いていました。

10月31日(日)
 昨日の疲れがあった夫は辛そうだったので、今日の『平和のつどい』には、私だけで行ってこようかしら、と言ったら、夫は弱い声ながらはっきり「いや、行く。明日から調子が悪くなっても大丈夫だ」と、矛盾する事を言いながらも、夫婦二人で行く事にしました。
 結論を先に書いてしまえば、行って良かったのと、やはり体に大きな負担が懸っていたのが明白で、夫は家に帰るなりベッドに倒れ込み、モルヒネを飲んでいました。

 でも『平和のつどい20周年記念 黒坂黒太郎コカリナコンサートは、黒坂さんのコカリナ演奏も見事でしたが、ご夫人の矢口周美さんのオートハープも、とても良かったですよ。
夫は私に向かい写真を撮れと、黒坂さん夫妻の立ち位置などが変わる度に指示するものですから、私はまるで召使い状態でしたが、夫の調子の良い証拠と思い、その度素直にシャッターを切りました。
【写真=手話を使いながら、透明感のある歌声で熱唱する矢口さんと、ギターは黒坂さん】
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 ところで黒坂さんはフォークシンガーですが、15年前にハンガリーの楽器『コカリナ』に出会い、その音色の優しさの魅力にとりつかれて、自分で制作研究したり楽曲を作るなどして、日本への普及に努め、現在では国内外で活躍しているコカリナ奏者の第一人者だそうです。
【大勢の聴衆を魅了したコカリナの演奏】
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≪時空を越えた秀逸な物語≫
 今日、黒坂さんから取って置きの『被爆樹コカリナ』のエピソードを聞き、時空を超えた物語のように聴こえ感動し、涙もろい夫は人に知られぬように涙を拭いていましたが、私はばっちり見たのです。
そう、家政婦は見た、です。

 1945年8月6日、あの忌まわしい原爆に襲われた樹木があったそうで、真っ黒に焦げたその樹は大切に保管されていたそうなのです。
 ある時、広島の高校生から黒坂さんに、真っ黒に焦げたその樹でコカリナを創って欲しいとの依頼があったそうなのです。
 その樹の状態を一見した黒坂さんは、「いくら何でも状態が悪過ぎる。創れないかも」と思ったそうですが、高校生の汚れなき思いに想いを致し、制作してみる事にしたそうなのです。
【初めて聴くコカリナなのに、母の胸に抱かれているような懐かしさを感じると、夫も言っていました】
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焦げた部分を丁寧に削ぎ落し、長い時間をかけて創ってはみたものの、音が出るかどうか不安だったそうです。
ところが、恐るおそる吹いてみたら、清らかな音が出て大変驚いたそうです。
その時の事を想い出し黒坂さんは、この『被爆樹コカリナ』には、まるで何かの魂が入っているような気がしたと、言っていました。
 そしてその話しが広島の秋葉市長の耳に届き、広島でのコンサートに招待されたところ、黒坂さんの演奏を聴いたアメリカの方が、是非訪米して演奏して欲しいと願い、黒坂さんのアメリカ公演が実現したそうです。

正に音楽には国境が無いを、地で行ったような感動する良い話しでした。
コカリナの原産国はハンガリーで、創意工夫を凝らし日本に普及させた日本人、そしてその音色を聴いて感動し母国に紹介したアメリカ人。

 黒坂さんは、その『被爆樹コカリナ』を、格別に大切にしているそうですが、お話しを聴けば当然ですね。
そして私たちのために、その『被爆樹コカリナ』で演奏してくれました。
 演奏してくれた曲は2曲で、初めに「鳥の歌」という演奏が難しいと言われているスペイン民謡を奏でてくれました。
聴いていて、野山や鳥たちの姿が目に浮かぶ、そんな素晴らしい演奏でした。
 そして最後に黒坂さんが『被爆樹コカリナ』を奏で、奥さまの矢口さんがオートハープを弾きながら歌い、心に染み入る「アメージンググレース」を、私たちに贈ってくれました。

ところで黒坂さんが『平和のつどい』に来たのは2回目で、石巻の子どもたちにもコカリナを教え、その輪がだんだん広がっているのです。
 今は休んでいますが、夫が調子のいい時通っている『身障者自立支援センター』でも、コカリナを練習しているのですから、不思議な縁を感じます。
【黒坂さんの普及活動の結果、石巻市の子どもたちも堂々と演奏して、観ている私も嬉しくなりました】
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 黒坂さんご夫妻の人柄に夫がより親近感を持った理由は、黒坂さんたちが歌ったある曲にあります。
その歌とは・・・?

『死んだ男の残したものは』という歌で、夫が若い頃よく歌ったという日本の反戦歌の1つだそうです。
 1965年、ベトナム戦争に日本の沖縄基地が出撃拠点になっていて、有名な谷川俊太郎氏が作詞して、これまた偉大な作曲家の武満徹氏が曲を付けたものだそうです。(夫の受け売り)
私はその頃小学生だったので記憶がありません。。

 ベトナム戦争さなかの、「ベトナムの平和を願う市民の集会」のためにつくられたそうで、夫に訊くと小室等を覚えているが、その人以外にも多くの歌手が歌ったそうです。
 現在の若者のように大人しくなく、激しい政治的闘争があった時代だったそうで、早熟な少年だった夫以外、友人たちの中にこの歌を知っていたのは極めて少なかったといいます。
驚く事に、現在でも夫は歌詞を覚えていて歌えます。(ところどころ忘れた箇所もあるみたいですが)

 いずれにしても、夫にとって(もちろん私にも)有意義な二日間だったようです。
後一歩で、外出も以前のようにできるでしょう。
その意味で、主催者の方たちに、お礼を申し上げます。
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