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 昨日(22日)、夫の通院の介助をしたのです。
病院へ行く前に洗濯物を干していたら”そよ”と吹く風に肌寒さを感じ、「ねぇ、長袖を着る?」と夫に声をかけたら、「あぁそうだな、ところでちょっと窓の外を見てごらん」。
 その声に従って夫のベッドの脇に立って窓の外を見ると、暑さのせいなのか例年よりもヒョロリと細い茎が伸びた秋桜(コスモス)が、色鮮やかに咲いていたのです。
それも満開なので、昨日や一昨日咲いたのではなさそうで・・・。
 【コスモスの花から花へと薄茶色の蝶が舞って行く、目立たぬように。残念だけど蝶の名は知らないわ】 
x-cosmos-100922.jpgx-cosmos-100922 (3)

「私、車庫に行くたび通るけど、ちっとも気付かなかったわ。なんか一気に咲いたような気がするわね」
「俺も毎日外を見ているんだが、気付かなかったなぁ」と夫。
真っ赤な花弁とピンク色の花弁が、いい塩梅に混じっています。
「病院から帰ったら、写真を撮ろうかな」と夫はあるかなきかの小さな声で呟いたのです。

 病院では予想以上に時間がかかり、新しい院長先生の診察を終え帰宅したのは、昼を回っていたのですが、昼食も摂らず夫は写真を撮ると言うのです。
腰を45度位に深く折り、塀に寄り掛かりながら慎重に歩を運ぶ夫が、花などに興味を持ち始めたのは、長い闘病生活の中でだったと記憶しています。

 N病院に入院中、看護師さんから季節季節の花を貰ってからだったらしい・・・。
その看護師さんは遊佐さんという名で、長期入院中の夫の精神状態を気遣ってくれたものだったらしいのです。
夫は貰った花の世話を、不自由と思われがちな車椅子を巧みに操りながら、マメに毎朝水やりをしていたといいます。

 そんな夫の撮る写真は、お世辞にも巧いとは言い難いけれど、夫はそれでも御満悦・・・。
夫はカメラを手に、塀につかまりながらコスモスの近くまで行った所で、急によろめいたのです。
 私は一瞬「はっ!」としましたが、何が幸いをもたらすか判らないもので、その時夫は観た事も名も知らない花が咲いているのを目にしたのです。
夫は態勢を立て直すと迷わずその花に向けて、シャッターを切っていたのです。
【名も知らぬ花を前に、無言でシャッターを切る夫。どんな事を考えているのか妻の私でも知らない】
x-nichinichisou-100922.jpg

 写真を撮り終わった夫は、私に訊いて来ました。
「これ何と言う花なのや?]
「日日草(にちにちそう)って言うのよ、綺麗でしょ?]
「あぁ、ピンクも赤も同じ種類か?]
「そうだわよ、花言葉教えようか?]
「あぁ」
「楽しい思い出とか友情とかかなぁ。楽しい追憶と言っても良いかも」
「ふ~ん」

 部屋に戻った夫は、早速パソコンに写真を転送して、ついでに日日草をネットで調べたらしいのです。
「り~(夫は私をこう呼ぶ)、日日草ってのは毒があるんだな。≪ビンカアルカロイド≫と総称される10種以上のアルカロイドが含まれ、抗がん剤の原料になるんだってさ。綺麗な花には毒があるってホントなんだな。もっとも、り~には関係ないか」

 今、23日の午前零時半で、NHKで『ERXⅢ』を放送しています。
随分長く続くシリーズ物ですね。
テンポが速く、私は時々着いていけなくなるから、歳かしら?

 雨が唐突に降って来たわ。
さっきまで、野生の鹿の鳴き声が聴こえていたけど、今は雨音だけ。
これで、一気に秋ど真ん中になるのでしょうか?
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